【ぼるだら 6回目】鳳凰三山
長い登山道だった。
鳳凰三山の一泊二日旅行。
一日目は電車始発の時刻で、登山口に10:30に到着した。
早く山小屋に到着するために、7時間の道を5時間で行かなければならない。
天気も悪く、途中で写真をゆっくり撮ってなどという、時間が無かったのが幸いして、無事目標時刻につくことができた。
その夜、頭痛で一睡もできず。ズキンズキン、うずくような痛さだった。
二日目は薬を飲んで、何とかたまに晴れ間がのぞくときに写真を撮りながら、ゆっくり下山。
ポールを持ってないから、おのれの2本の足で、最後まで歩く必要があるのだが、途中の急坂は、岩を手で持ち体を支えながら、歩みを進めた。
そのときふと感じた。
「あ、これクライムダウンしている感覚だ。」
しっかり指にかかる場所を見つけて、適切な方向に体重をかけると、安定して着地できる。
仕事もボルダリングも壁にぶち当たっては剥がれ落ちているが、少し普段やっていることが実った瞬間でした。
太陽と月。雲と朝焼け。
山小屋泊の醍醐味。朝つらいけど。
そんな時でも一歩ずつ。